『HUNTER×HUNTER』の幻影旅団は、登場当初から「蜘蛛」と呼ばれる危険な盗賊集団として描かれてきました。
しかし物語が進むにつれて、ウボォーギン、パクノダ、コルトピ、シャルナークらが相次いで命を落としています。
特に34巻357話では、ヒソカがクロロとの死闘から復活した直後、旅団員を狙う行動へ移りました。

2026年9月時点でもブラックホエール号では旅団とヒソカの因縁が続いており、死亡者の変化を追うと現在の対立構造が見えやすくなります。
記事のポイント
- 幻影旅団ではウボォーギンとパクノダがヨークシン編で死亡
- コルトピとシャルナークは34巻357話でヒソカに殺害された
- 死亡した4人はいずれも旅団の戦力や人間関係に大きな役割を持っていた
- 2026年9月時点では旅団の残存メンバーがブラックホエール号で活動している
幻影旅団 メンバー 死亡を巻数と話数から整理
- 悲劇のウボォーギン死亡とクラピカ
- 切ないパクノダ死亡と記憶
- 急襲のコルトピ死亡とヒソカ
- 非情なシャルナーク死亡と旅団狩り
- 変化する幻影旅団の人数と構成
悲劇のウボォーギン死亡とクラピカ

幻影旅団の死亡者として最初に大きく描かれたのがウボォーギンです。
ウボォーギンは旅団の中でも特に高い身体能力を持つ強化系の念能力者で、ヨークシンシティ編では圧倒的な肉体を使って敵をねじ伏せていました。
ところが、クラピカとの戦闘では力関係が大きく変わります。
ウボォーギンが強いからこそ、クラピカは真正面から力比べをする必要がありませんでした。幻影旅団に対して強い制約を設けた「束縛する中指の鎖」を使い、ウボォーギンの動きを封じます。
さらに決着を分けたのが「律する小指の鎖」です。
クラピカはウボォーギンに旅団に関する情報を話さないよう制約を課し、破った場合には命を奪う条件を設定しました。
ウボォーギンは最後まで自分の信念を曲げず、仲間について情報を漏らしませんでした。
ここは幻影旅団を単なる悪役集団として見ると見落としやすい場面です。
クラピカから見れば復讐の対象ですが、旅団側から見ればウボォーギンは仲間を裏切らなかった人物でもあります。
つまり、ウボォーギンの死亡には「クラピカの復讐が成功した」という一面だけではなく、旅団内部の強い結束が描かれています。
ヨークシンシティ編でウボォーギンが死亡したことは、その後のクラピカと旅団の関係にも影響を残しました。
切ないパクノダ死亡と記憶

パクノダの死亡は、ウボォーギンとは違った意味で幻影旅団の結束を描いています。
パクノダは記憶を読み取る能力を持ち、旅団内では情報収集を担当する重要な人物でした。
ヨークシンシティ編では、クロロがクラピカに捕らえられたことで旅団内部の判断が分かれます。
クラピカはクロロを解放する代わりに、旅団員との接触を禁じました。
パクノダはクロロを救うため、クラピカとの約束を破る道を選択します。
結果として彼女はクラピカの念能力によって命を奪われました。
ただし、パクノダの最期を理解するには、死亡したという事実だけでは足りません。
彼女は自分が死ぬことを分かったうえで、仲間へ情報を残す方法を選びます。
ここで重要なのが記憶を利用した行動です。
パクノダが仲間に伝えた情報によって、幻影旅団はクラピカの能力や制約を知ることになります。
この場面では、パクノダ個人の命と旅団全体の情報が交換されました。
ウボォーギンが肉体的な強さを象徴していたのに対し、パクノダは「記憶」と「仲間への忠誠」を象徴する存在だったと考えると分かりやすいでしょう。
同じ旅団員の死亡でも、物語に残したものはかなり異なります。
急襲のコルトピ死亡とヒソカ

コルトピの死亡は、幻影旅団の歴史でも特に唐突な出来事でした。
舞台となったのは、クロロとヒソカが戦った天空闘技場での決闘後です。
クロロとの戦闘でヒソカは一度死亡したように見えますが、34巻357話では死後に強まった念を利用して自らの心肺機能を動かし、復活します。
ここからヒソカの行動が変わりました。
以前のヒソカは、自分が戦いたい相手を選び、強者との一対一を楽しむ人物として描かれる場面が多くありました。
しかしクロロとの戦いを終えた後は、旅団員を見つけ次第殺すという方針へ移ります。
最初に狙われたのがコルトピでした。
コルトピはクロロとの戦闘で能力を貸していたため、ヒソカから狙われる理由がありました。
しかも本人は、ヒソカが復活したことを知らない状態です。
この情報差が決定的でした。
コルトピの死亡そのものは直接的な殺害場面として長く描かれたわけではありません。シャルナークが待っているところへヒソカが現れ、コルトピの首を投げることで死亡が明らかになります。
ここで注意したいのが、ファンの間で広まった「コルトピはトイレ中に殺された」という表現です。
原作ではコルトピがトイレへ行き、シャルナークが「ウンコか?」と待っている描写はあります。
しかし、コルトピが実際に排便中だった場面や、トイレの中で殺害された瞬間そのものは描かれていません。
したがって、検索記事などで見かける「排便中に死亡」という説明を確定情報として扱うのは適切ではありません。原作から確認できるのは、トイレへ向かったコルトピが戻らず、ヒソカによって殺害されたことです。
こうした細部を区別すると、原作で描かれた事実とファンの間で生まれた通称を混同せずに済みます。
非情なシャルナーク死亡と旅団狩り

コルトピの死亡直後、シャルナークもヒソカの標的になります。
シャルナークは旅団の中でも頭脳面を担当する人物でした。
携帯電話を利用する「携帯する他人の運命」を使い、他者を操作する能力を持っていたほか、団長が不在のときには旅団の判断をまとめる役割も担っています。
ところが、このときのシャルナークはクロロから能力を返してもらっていませんでした。
つまり、ヒソカと戦う状況としてはかなり不利です。
コルトピを待っていたシャルナークの前にヒソカが現れたとき、シャルナークは攻撃を試みます。
しかし、戦いは長引きませんでした。
シャルナークは殺害され、コルトピとともにヒソカによる旅団狩りの最初の犠牲者になります。2人の死亡は34巻357話「残念②」に収録されています。
この場面が重要なのは、ヒソカの目的が「クロロとの再戦」だけではなくなったことです。
クロロとの戦いでは、ヒソカ自身が相手の準備と場所の選択を許しました。
しかし復活後のヒソカは、戦う条件を自分で選ぶ側へ回っています。
だからこそ、能力を使えない状態にあったコルトピとシャルナークが狙われました。
ここに、クロロ戦を経たヒソカの戦い方の変化があります。
変化する幻影旅団の人数と構成

幻影旅団は当初、クロロを中心に複数の団員で構成されていました。
しかし物語が進むにつれて、死亡や離脱によってメンバー構成が変わっています。
ヨークシンシティ編ではウボォーギンとパクノダが死亡。
さらにクロロとヒソカの戦いを経て、コルトピとシャルナークも死亡しました。
一方、ブラックホエール号ではクロロ、マチ、ノブナガ、フェイタン、フィンクス、フランクリン、シズク、ボノレノフらが活動しています。
カルトとイルミについては加入時期や旅団内での位置づけを別に整理する必要があります。
特にイルミはゾルディック家の人間であり、従来の旅団員とは背景が大きく異なります。
2026年に再開された411話以降でも、幻影旅団はブラックホエール号でヒソカを探し続けています。VIZの公式掲載一覧では2026年6月28日の第411話から第420話まで掲載されていることが確認できます。
つまり、コルトピとシャルナークの死亡によって旅団の物語が終わったわけではありません。
むしろ2人を失ったことで、残された団員たちがヒソカを追う理由が強くなっています。
幻影旅団 メンバー 死亡後に残った因縁と現在
- 悲痛なウボォーギン死亡が残したクラピカとの因縁
- 静かなパクノダ死亡が示した旅団の結束
- 冷酷なコルトピ死亡から始まったヒソカの旅団狩り
- 混乱したシャルナーク死亡後のクロロ
- 緊迫するブラックホエール号の幻影旅団
- 今後の死亡者を考えるときの注意点
悲痛なウボォーギン死亡が残したクラピカとの因縁

ウボォーギンの死亡は、クラピカにとって復讐の第一歩でした。
しかしクラピカの目的は、ウボォーギンを倒すことだけではありません。
幻影旅団への復讐と、クルタ族の緋の眼を取り戻すことが並行しています。
このため、ウボォーギンの死亡後もクラピカと旅団の因縁は終わりませんでした。
現在の王位継承戦でクラピカがブラックホエール号に乗っていることを考えると、旅団とクラピカが同じ船内にいるという状況自体が大きな緊張材料になります。
もっとも、2026年9月時点の第420話までを見る限り、ウボォーギンの死を起点とした因縁がすぐに決着するような単純な展開にはなっていません。
クラピカ自身も王位継承戦でワブル王子を守る必要があり、旅団だけを追える状況ではないからです。
静かなパクノダ死亡が示した旅団の結束

パクノダの死亡から分かるのは、幻影旅団が単なる能力者集団ではないということです。
団員それぞれが自分の役割を持ちながら、クロロを中心とした集団として行動しています。
パクノダはクロロを救うために自分の命を使い、さらに自分が得た情報を仲間へ残しました。
この行動によって、クラピカの能力や制約に関する情報が旅団内で共有されます。
つまり彼女の死亡は、旅団の戦力を減らしただけではありません。
死後も情報という形で仲間を支えています。
この点は、後の旅団員の死亡と比較するとかなり特徴的です。
コルトピやシャルナークの死はヒソカの旅団狩りという流れを強めましたが、パクノダの場合は死そのものが仲間の結束を示す場面になりました。
冷酷なコルトピ死亡から始まったヒソカの旅団狩り

ヒソカがコルトピを最初に狙ったことには、明確な理由があります。
クロロとの戦闘でコルトピの能力が利用されていたからです。
ヒソカから見ると、自分との戦闘で複数の能力を組み合わせたクロロの戦術には、旅団員の協力が含まれていました。
そのため復活後のヒソカは、旅団そのものへ標的を広げます。
コルトピとシャルナークは、最初にその犠牲となりました。
この2人の死亡によって、ヒソカと旅団の対立は個人的な決闘から集団同士の抗争へ変わります。
ブラックホエール号に旅団が乗り込んだ理由にも、カキン王国の財宝だけでなく、ヒソカへの報復があります。
船内という限られた空間で旅団とヒソカが追跡し合う構図は、天空闘技場でのクロロ戦とはかなり違います。
戦闘の条件を整えてから戦うのではなく、いつ誰が遭遇するか分からない状況です。
この変化が、現在の旅団編を読むうえで面白い部分でしょう。
混乱したシャルナーク死亡後のクロロ

シャルナークの死亡は、クロロにとっても大きな損失です。
シャルナークは情報収集や判断に関わる人物であり、旅団内で実務を支える役割を持っていました。
コルトピも複製能力によって旅団を支援する存在だったため、2人を一度に失った影響は小さくありません。
しかも、2人の死亡原因は敵との正面衝突ではありません。
ヒソカが復活した直後の奇襲でした。
ここにクロロが警戒すべき理由があります。
ブラックホエール号では、旅団員同士がまとまって行動する場面だけでなく、個別に動く場面も描かれています。
人数が減った状態で行動範囲を広げれば、ヒソカから再び狙われる可能性もあります。
一方で、旅団全員が固まってしまえば、目的である財宝探索や船内での活動に制約が生まれます。
このジレンマが、現在のクロロたちを難しい立場に置いています。
緊迫するブラックホエール号の幻影旅団

2026年9月24日時点で公式掲載情報から確認できる最新話は第420話です。
第411話から第420話までは2026年6月28日から9月6日にかけて掲載されました。VIZの公式一覧でも、第420話が9月6日掲載として記録されています。
この最新展開でも、幻影旅団はブラックホエール号で活動しています。
ここで重要なのは、「死亡者が4人だから残りの旅団員が安全」という考え方ではありません。
『HUNTER×HUNTER』では、能力の相性や情報の有無によって戦況が大きく変わります。
フェイタン、フィンクス、ノブナガ、フランクリン、シズク、ボノレノフ、マチ、クロロなど、残った団員もそれぞれ異なる能力と役割を持っています。
そのため、誰が次に死亡するのかを断定するには原作上の根拠が不足しています。
特に現在の王位継承戦では、旅団だけでなくヒソカ、カキン王子、マフィア、ハンターなど複数の勢力が船内で動いています。
読者が死亡者を予想するときは、単純な「強さ」だけでなく、誰と接触しているのか、どの情報を持っているのかまで確認する必要があります。
今後の死亡者を考えるときの注意点

幻影旅団の死亡者について記事やSNSで情報を調べる場合、原作で確認できる死亡と考察を分けることが大切です。
たとえば、コルトピについて「トイレで排便中に殺された」という表現は広く知られています。
しかし、原作で確認できるのはトイレへ向かった後に死亡が判明するところまでです。
また、現在生存している旅団員についても、「次に死亡する」と断定できる原作描写はありません。
第420話まで掲載されている現在、旅団とヒソカの対立は続いていますが、誰が最終的に生き残るのかはまだ決着していません。
こうした未確定部分を無理に結論づけず、原作で確認できた出来事と今後の考察を分けて読むほうが、『HUNTER×HUNTER』の複雑な展開を楽しめます。
幻影旅団 メンバー 死亡のまとめ

- 幻影旅団では作中で複数の団員が死亡している
- ウボォーギンはヨークシンシティ編でクラピカに敗れて死亡した
- ウボォーギンは旅団内でも特に高い戦闘力を持つ強化系能力者だった
- パクノダもヨークシンシティ編で死亡した
- パクノダは記憶を扱う能力によって旅団の情報面を支えた
- パクノダはクロロを救うために自分の命を犠牲にした
- コルトピは34巻357話でヒソカに殺害された
- コルトピの死亡場面そのものは直接描写されていない
- 「コルトピが排便中に殺された」という話は原作で確定していない
- シャルナークも34巻357話でヒソカに殺害された
- コルトピとシャルナークの死亡によってヒソカの旅団狩りが始まった
- ヒソカはクロロとの戦闘後に旅団員を狙う方針へ変化した
- ブラックホエール号では幻影旅団とヒソカの対立が続いている
- 2026年9月24日時点で公式掲載情報は第420話まで進んでいる
- 今後の死亡者については原作で確定していない部分を考察と区別する必要がある




